私の腹筋物語

トイストーリーのギャビーギャビーが投影してくれた腹筋の件

トイストーリー4を観ました。観ました?結論から言うと…

号泣!!

別にトイストーリーマニアでもないし、今まで作品を観たわけでもない。なんとなくしか知らなかったし、さほど興味もなかった。

子どもと一緒に映画を観ることになって、だいぶ成長した子どもが選んだっていうだけ。『トイストーリー4』を。私も「まぁいっか」というレベル。

見始めて、へぇ面白いな…と思っていただけだったのだが…中盤に『ギャビーギャビー』というアンティークの女の子の人形が出てくるあたりから、前のめりなった。

自分自身がギャビーギャビーなのかな?

まだ『トイストーリー4』を観ていなく、これから観る予定の方はネタバレがありますのでご注意ください

腹筋をアブクラックスにしたい!とがんばっている私は一体何のために努力しているのかはっきりいってよくわからない。

夫婦仲は悪くない。前は毎日毎日夫に腹が立って腹が立って、イライラしていて子どもにも当たり散らした。(子どもに八つ当たりしていた自覚はあった)

http://ringo-test.xyz/atthepeakofdislike/

そんな自分に嫌気がさして『私変わろう!』と思っていろいろ調べたり、読んだり、考えたりした。

http://ringo-test.xyz/talkingwithheyhoyboys/

その時は「自分自身に問題がある」と思っていた。だから「自分が変われば平和になるはず。そうやって努力すればきっと相手も変わっていくはず」と期待を込めて努力していた。

いや、努力していたつもりになっていた。

でもそれで期待通りの結果が訪れるのだろうか?

ギャビーギャビーはアンティークショップに売られている古めかしいお人形。いわゆるトーキー人形をいうもので、背中に付いている紐を引っ張るとおしゃべりする人形なのだが、元々ボイスボックスが壊れていてうまく話せない。

ギャビーギャビーはこれが自分が愛されない理由だと思っているんだね。ボイスボックスがちゃんと動いて話せるようになれば、アンティークショップのオーナーの孫、ハーモニーに気に入ってもらえて、愛情をもらって一緒にお茶会をできると信じている。

すべての元凶は自分の中にあるこの壊れたボイスボックスなんだと。

ちょっと今自分の中のどこかが痛んだぞ?腹筋か?

「夫に愛されないのは自分の性格のせい」「これができるようになればきっと愛される」と思っているのか?

いやいやいやいや…別に愛されたいとか思ってねえし!

ギャビーギャビーは知恵と仲間を使って、ウッディのボイスボックスを手に入れる。そして、ハーモニーに話しかける…。

ギャビーギャビーの存在に気がついたハーモニーは、手に取って「いらない」という一言で愛をもらえるどころか、だれかの人形になることもできなかったのよ。

自分が変われば愛がもらえると期待していたのに、その期待は裏切られることに…。

愛されない理由を探す

うまくいかないのは私が悪いせいだ

と思ってないかな?自分?そう思った方が楽なだよね。それもわかっている。でもそう思っても突破口にはならないことの方が多いこともわかっている。

確かにギャビーギャビーも『愛されない理由』を『壊れたボイスボックス』という自分の欠陥部分に求めているんだよね。

自分の欠陥=悪いところ ですよね。

と自分の中に問題を見つけて直そうとする…悪いことではない。もちろん自分自身で直したいと思うのであれば努力するのはそれはいいよね?

でもね、それを完璧に直したら今の問題が解決されるのか?っていったらそうでもないような?

ギャビーギャビーは『愛されない原因』のボイスボックスを直しても、結局、期待通りの結果は得られなかった。

残念ながら。

それは誰のため?

ギャビーギャビーがチャームポイントであるそばかすの手入れをしているシーンが出てくるのよ。

そういうのいいですよね。見た目はまぁある程度愛されるために必要ですから。でもその自分自身のメンテナンス…誰のためのものか?

おしゃれをしたり、きれいにお化粧をしたりするは楽しい…はず。

自分自身が楽しんでやっていればね。

ギャビーギャビーのそばかすの手入れは自分自身の楽しみのためではなさそう。もし女の子に選ばれた時に見た目をきれいにしておきたい。もしくはきれいにしていないと選ばれない。と思っているのかな。

おしゃれも、ダイエットも自分がやりたいからやる!これが一番なのはわかっている。

期待と信頼の違い

ギャビーギャビーは夢がある。ハーモニーと一緒にお茶会のおままごとで遊ぶこと。毎日、絵本(取扱説明書?)を眺めて、遊んでもらえることを期待している。

いつかこういう幸せな日が来ることを期待してうっとりしちゃったりして。そして現実に引き戻されてがっかりする。そこは相変わらずアンティークショップのショーケースの中で、一緒に遊びたいと願っている女の子の目には一向にとまる気配もない。

そして腹を立てる。自分の期待通りにならないから。自分を幸せににしてくれるのはあの女の子しかいないと思っているから。他は考えられない。だからしがみつくしかない。そしていつかかならずハーモニーは自分の思いに気がついてくれてわかってくれる!その先に自分の期待する幸せがある!ハーモニーが自分を幸せにしてくれる!と思っているんだろうね。

『期待』は裏切られる。

でもね、『信頼』は裏切らない。

簡単に言えば、

期待は「そうなるべき」、信頼は「そうなったらいいな」
期待は悪い結果だと『受け入れられない』、もしくは『怒る』、信頼は「そういうこともあるよね」と受け入れられる。

ギャビーギャビーの期待はあっさりと裏切られて失意のどん底に落とされる。

それを救ったのはウッディたち。持ち主のいないおもちゃとして生きていくこと決断したウッディたちと一緒にアンティークショップを出る決心をする。自由だ。

きっとハーモニーへの期待と執着を手放したことで心に隙間ができて、他に世界があるんだということを受け入れることができたじゃないのかな。

最後にギャビーギャビーは何をみつけたのか?

ギャビーギャビーはウッディたちと『持ち主のいないおもちゃ』として生きていくべく、アンティークショップを飛び出す。

そしてその道中、迷子の女の子を見つける。そして心から「助けたい」と思うんだよね。

いつも「愛されたい」と願うばかりだったギャビーギャビーが「愛したい」と願った瞬間だったんだろうね。自分からなにかを与えることができるかもしれないという思い。

「これがあれば愛される」と信じて疑わなかったとボイスボックスがここで活躍しちゃうのよ。これがあれば愛されると信じて、知恵と仲間を使って手に入れたボイスボックス。手に入れ方はともかくとして、自分の期待した結末ではなかったけれど、自分の明るい未来の一歩を引き寄せてくれたのよ。

努力はどういう形で報われるかはわかりません。

まとめ

なんか…ギャビーギャビーちゃんにこんなに感情移入しちゃう自分がはっきりいって恥ずかしいんだよね。

夫に『愛されたい』と思っている自分を受け入れることができないんだよね。
ましてや『愛したい』なんて思っちゃっている自分が恥ずかしいわ。

夫は自由人だし、人の話を聞かないし、自分軸なのか自己中心なのか知らないけど、とにかくどこかを見ていてこっちを見ていない。

まぁ恨みつらみも出尽くしたし、無関心時代も過ぎて、いよいよこの時が来たのだと認めざるを得ない。

さっ今日も腹筋だ。

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